【Cursor×Linear】MCP機能でAIにタスク作成、実装までやってもらう
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今回はCursorのMCP機能を使ってAIにタスク管理ツールLinearでのタスク作成、タスクの内容を読み取っての実装まで任せることができる仕組みを構築します。
前提
- CursorのProプラン(月額20ドル)を利用できる
- Cursorのバージョン0.48.7
- Linearの登録(無料プランでOK)
- 適当なRailsアプリケーションを実装済み
MCPとは
MCP(Model Context Protocol)とはLLM(大規模言語モデル)が外部ツールとのとやりとりを標準化するオープンプロトコルです。
Claudeを開発したAnthropic社が2024/11に発表した新しいプロトコルでAIアプリケーション向けのUSB-Cポートのようなものと言われています。
参考
https://docs.anthropic.com/ja/docs/agents-and-tools/mcp
CursorとLinearのMCP設定
MCP機能を利用可能なサービスがまとめられているComposioのサイトにアクセスします。
フォームでLinearを検索します。

「Generate」をクリックしてMCP URLを生成します。

URLが表示されるので「Copy」をクリックしてコピーします。

コピーしたコマンドをターミナルで実行します。
Cursorに移動して「Cursor Settings」を開きます。
以下のような表示がされていれば完了です。

実行コマンドの{URL}の部分をMCPページの「Add new MCP server」から登録する方法でも可能なようです。
% npx @composio/mcp@latest setup "{url}" --client cursor
cmd+L
でchatを開きます。
Linearとの認証について質問をします。
認証に必要なパラメータを確認するためのtoolを実行します。

必要な認証の情報が取得できたので接続を開始します。

認証用のURLが表示されるのでアクセスします。

認証画面が表示されるので許可します。

問題なければ認証が完了します。
これでCursorからLinearへのアクセスが可能になったようです。

試しにタスクを作成するよう依頼します。
Lienar内のプロジェクトなどを読みとってテスクの作成が開始されます。

Linearに移動するとテストのタスクが作成されていることが確認できます。

Railsのプロジェクトを読み込んでタスクを作ってもらう
Railsアプリのプロジェクトでchatを開き、タスクの作成を依頼します。

プロジェクトの中身の読み取りから始まり、Linearの情報の取得、タスクの作成が開始されます。

Linearを確認するとタスクと詳細な説明が追加されています。

タスクの内容を実装してもらう
タスクの実装を依頼します。
実装が開始されプロジェクト内に差分ができていきます。

実装が完了するとLinearのタスクに実装内容のコメントも追加されています。

まとめ
今回はかなりざっくりした指示だったので適切でない実装が見られましたが、厳密にルールを定めて指示を出せればかなりの効率化ができそうです。